歴史学科卒のイラストレーターが歴史上の人々の相関図を作ります。

🇦🇹エリーザベト周り


皇女エリーザベトの相関図を作成しました。

宝塚でも劇団四季でもミュージカル化されている大人気の美女です。幸せな結婚からの嫁姑戦争、夫の不倫、子供との確執 etc・・・と昼ドラ的ヒロイン要素が盛りだくさんです。

 

■目次

 

 

■人物紹介

エリーザベト

バイエルン王女の母と傍系のバイエルン公の父の間に生まれたやんちゃなお姫様。従兄弟であり、姉のお見合い相手としてやってきたフランツヨーゼフに一目惚れされてしまい、意に反して横取りして皇后になってしまった。叔母であり姑のゾフィー大公妃との嫁姑戦争、長女の病死、息子の自殺などを経て病んでいき、旅人になってしまう。美人だったので税金泥棒と罵られることもなく歓迎されていたが、旅行中にイタリア人の無政府主義者に刺されてその生涯を終える。

フランツヨーゼフ2世

父に代わり18歳の若さで即位したオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝。イケメンだが母に逆らえない典型的なマザコン男に育てられてしまった。ヘレネを嫁にしたい母に逆らってエリーザベトを選んだことのみが唯一逆らったことらしいが、嫁姑戦争ではいつも母の味方であった。あんなに惚れて結婚にこぎつけたのに、不倫もした。

ゾフィ大公妃

歴史的意地悪姑。(実は美人)野心家のゾフィーとのほほんとした夫とは不仲であったが、母方実家のオーストリア宮廷で暮らしていたナポレオン2世と仲良くなる。次男のマクシミリアンについては父親がナポレオン2世なのではないかという噂がたっていた。母として特に長男への教育は熱心で、嫁も教育のためいびるが実は間違ったことは言っていない。晩年嫁と和解し介護してもらう。遺骨はナポレオン2世とマクシミリアンの間に安置される(これって・・・)

マクシミリアン

フランツヨーゼフ1世の弟。母とナポレオン2世の不倫の子と噂されていた。活発な性格で母から甘やかされて育つが、兄と違い皇帝になれないコンプレックスを拗らせる。野心家な嫁:シャルロッテに囃し立てられ、ナポレオン3世の口車に乗せられ名前だけのメキシコ皇帝になるが、受け入れられないメキシコ人から処刑される。

シャルロッテ

ベルギー王女でマクシミリアンの妃。自分は王女でライバル視するエリザベートは公女の出身なのに、現状は大公妃と皇后という身分の違いに不満を持っていた。皇后になりたかったので、夫にメキシコ皇帝になってもらうも未亡人になってしまう。メキシコで夫は生きていると信じながら自身はヨーロッパに戻り資金調達を試みるも、明らかに精神異常を抱えていたので、実家に引き取られ幽閉される

カール・ルートヴィヒ

フランツヨーゼフ1世の弟。元々はカールがエリーザベトを好きだったのに、兄に奪われる。皇帝には逆らえないので諦める。

ゾフィ(娘)

フランツヨーゼフ1世とエリーザベトの長女。祖母の名前をつけられる。生まれた後の養育権はゾフィー大公妃が独占し、生母であるエリーザベトは不満を抱く。皇帝夫妻のハンガリー訪問に連れて行くことが許され、3人で訪問するが、ハンガリーで病気になり早世してしまう。

ギーゼラ

フランツヨーゼフ1世とエリーザベトの次女。姉の病死の件で母エリーザベトは祖母ゾフィー大公妃に逆らえなくなったので、祖母に養育され、母とは疎遠になった。

ルドルフ皇太子

フランツヨーゼフ1世とエリーザベトの長男で皇太子。姉と同様に母とは疎遠。遊び人で愛人ばかりいた。父母との確執からなのか、病んでいたのか愛人と拳銃自殺を行い死んでしまう。

シュテファニー

ルドルフ皇太子にベルギーから嫁いできた王女。シャルロッテの件があるので、姑エリーザベトから不条理に嫌われた。美人ではないが大人しく心優しい女性で、新婚当初は珍しいタイプだったのか夫妻仲がとてもよかった。段々と飽きられてしまい、夫は愛人と自殺する。

エリーザベト(孫)

幼い時に父を亡くし、母はいなくなってしまった。祖父のフランツヨーゼフ1世に可愛がられながら皇女として育つ。皇女なのに共産主義に心惹かれ活動をしだす。「赤い皇女」と呼ばれている。

ヘレネ

バイエルン公女、エリーザベトの姉。妹にお見合い相手を奪われる。(ヘレネの写真も美人)

ルトヴィカ

バイエルン王女、エリーザベトとヘレネの母、ゾフィー大公妃の妹。

マクシミリアン(父)

バイエルン王家の傍系バイエルン公家の当主。エリーザベトとヘレネの父(母の方が格上)

マクシミリアン1世

バイエルン王、エリーザベトたちの祖父、ゾフィーたちの父。

カロリーネ

バイエルン王マクシミリアン1世の後妻。エリーザベトたちの祖母、ゾフィーたちの母。

アウグステ

バイエルン王マクシミリアン1世の前妻、ルートヴィヒ2世曽祖母

ルートヴィヒ1世

バイエルン王、ルートヴィヒ2世の祖父。

マクシミリアン2世

バイエルン王、ルートヴィヒ2世の父。

ルートヴィヒ2世

バイエルン王。イケメンだがメルヘン趣味で狂っていたとも言われており、ゲイ疑惑もある。メルヘンに溺れ、中世騎士伝説に憧れ、ディズニーランドのようなノイシュヴァンシュタイン城を建造するが、完成後に謎の死を遂げるのであまり住めなかった。

フランツカール

オーストリア大公。本来は自身が皇帝になるはずだが、気の強い嫁に不適格と言われ、スキップされて息子が皇帝となる。

マリールイーズ

フランツ2世の長女。ナポレオンの侵略によって宮殿を何度も追い出されたので、天敵として憎んでいたのに、結婚するはめになる。新婚当初は意外と良いやつだったナポレオンに心を許し子供も産むが、ナポレオンが島流しにあうと、ナイペルク伯に乗り換えて去っていった。

ナポレオン

世界史のスーパースター。愛妻ジョセフィーヌが有名だが、自身の皇帝位に箔を付けるため、離婚して血統の良い嫁を求めた。なんとかハプスブルクの姫を頂くが、愛されなかった。浮き沈みの多すぎる人生、皇帝になって西洋を支配したかと思えば、西洋各国に攻め込まれ島流しにあい、復活、また島流し

ナポレオン2世

ナポレオンとマリールイーズの息子。父が没落したので、母の実家のハプスブルク家に引き取られた。母は帰ってこなくなった。母方の伯父のフランツカールに嫁いできたゾフィー大公妃と仲良しだった。

 

 

 

 

■年表

1837年 エリーザベト、ミュンヘンで生まれる

1848年 エリーザベト、10歳でフランツヨーゼフ1世と初めて出会う。

1853年 エリーザベト、姉の見合いでフランツヨーゼフ1世を奪ってしまう。

1854年 エリーザベト、フランツヨーゼフ1世と結婚=皇后になる

1855年 長女ゾフィ誕生

1856年 次女ギーゼラ誕生

1857年 ハンガリーで長女ゾフィー死亡

1858年 長男ルドルフ誕生

1860年 エリーザベト、嫁いびりと夫の浮気で結核発症→マディラ島で静養→旅に目覚める

1864年 マクシミリアン、メキシコ皇帝に即位

1867年 オーストリアハンガリー二重帝国になる

     マクシミリアン、処刑される

1872年 姑ゾフィー大公妃死亡

1889年 長男ルドルフ、愛人と拳銃自殺

1898年 エリーザベト、ジュネーヴ旅行中に暗殺に遭う

■参考資料(ドラマ)

■皇妃エリーザベト(Netflix 2022年ドラマ)

www.youtube.com

Netflix制作のドラマ

 

エリザベート1878(2022年映画)

www.youtube.com

40歳になったエリーザベトに焦点を当てた映画

配信サービスは現在無いよう・・・

 

 

 

 

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